林業女子会@静岡「街中study 森の香りと林業白書」2

さて、街中study 林業白書を読む その内容は・・

「白書」には思想がある、ということに驚いた私ですが、思想が必要なのは、おそらく当然のことですよね。

「日本」という広い地域の「森林」という多面的な事柄に対して説明しようとするわけですから、事実は一つしかないにしてもそれをどの切り口で説明するか については沢山の選択肢があるわけです。どの面を語るかについては、思想なくしては選べない。

「白書」は、基本的には「昨年行ったこと、あったことの報告」なので、過去を見ることになるんだということも、改めて認識しました。

平成23年度の白書については、震災を経験した年ということもあり
・記録性(10年後、20年後にも”使える”内容を保存する)
・知識の拡張性(この白書だけでは語りきれないので、参考図書など出典を明記)
の2点を編集の方針とされたそうです。

確かに、白書の編集者は、中身(施策)について意見を言う立場ではないので編集の仕方、見せ方に思いを込めるんですね。情報は、伝わらないと価値にならない。
考えさせられます。

てなことを思いつつ、その中身について、
スギダラ的私が気になったポイントは
・なんか身近に感じられない!!(参加できる気がしない)
 お国の機関の白書だからか、市民の様子は見えない。もともと個人向けな活動がないのかな。。あってもいいような。
・共感する材料がない!
 数字上の材の利用を推進している姿勢を感じたが、なんでもいいから使えばいいよ!
 という印象が。木を大事に使おう、という姿勢もあわせて伝えたらどうでしょう。

いや、それが白書です、という一言になるのかもしれませんが。

白書の内容については、また次回。