山の境界線

先日、天竜の山に遊びに行ったときの気付きをご紹介。

「人工林は林業家が手入れしていて、
山のあり方は山主さんに方針や具体的な手入れの仕方により様々」
と聞いてはいましたが、明確な境界線を感じた2カ所の写真です。

お分かりでしょうか?
写真中央から左右に、明るさが異なることを。
左は明るく光が入っていて、右側は暗い(木の間隔が狭い)のです。

左側はつい最近間伐した部分、右側は近年間伐をしていないゾーンです。
左右で、山主さんが異なるため、間伐のタイミングも異なっているという例。


こちらもやはり真ん中で様態が異なることがお分かりでしょうか?
左右どちらも同じ山主さんで同じようなタイミングで間伐や整備を
しており、木の間隔と光の入り方は似ていますが、樹種が違う例。

左はヒノキ、右はスギ。
幹の樹皮の色も違うのが分かりますか? 左は赤っぽく、右はそうでもない。

それから地面に生える草の量が全然違いますね。
ヒノキは比較的乾燥した場所に、スギは比較的湿潤な場所に植えるため、
スギのゾーンは草がもこもこ生えているらしい。

いやはや、こんなにきっちり異なるなんて思いもよりませんでした!
目に見えない境界線に気付くとなんだかわくわくします^^