天竜の山に行ってきました。現場編

さて、林業女子会の2周年イベント「木こり女子と作る箸置き」の準備で林業女子会メンバー(というか代表)の働く山にお邪魔しました。

箸置きを作るためのヒノキの小枝を準備する作業を開始。

まず、木こりメンバーが、実生の小さなヒノキを2本伐り倒すね、とのこと。
小さな・・・で私が想像したのは1mくらい。
いえいえいえ、私からしたら完全に立派な木でした。
高さ3mくらい、幹の直径は15cmくらいあったような。。
街の生活と、山のスケールの違いに衝撃!
その実生のヒノキ、確かに回りの植林ヒノキと比べたら小さかったです。。

最近の木こりの装備って、ご存知ですか?
(写真は撮らず。。ご参考:防護用品防護服

個人的には「木こりレンジャー、オレンジ参上!!」でした! ほんとに・・・

博物館で調査した「木こりの道具」って、ノコギリもナタもクサビも腰巻きも、全部茶色だったのに!!
その時代から80年くらい、そりゃ進化していますよね。。
飛び散る破片から目や頭を守るヘルメット、チェーンソーから足を守るカバー(誤って当たっても繊維が巻き込んでチェーンソーを止めるそう)、チェーンソー自体も以前には振動で手の障害が起きた話を聞きましたが、今は対策がとられているとのこと。

全然知らなかったな〜〜
目からウロコ落ちまくりです。

伐り倒した後は、小さめの枝を切り離し、葉っぱや枝先を切り、皮をむく!!

いやはや、あんなにするするっとむけるとは!!
あれは面白いです。
機会があったらぜひ体験ください。
あれをやってみると、よく聞くシカやらクマやらが木の皮を食べて木を枯らす食害の件、ちょっと気持ち分かりますよ笑
美味しいかどうかっていうか、皮むくのが面白いんだもん!!ってなります笑

30本くらいの枝を準備したのですが、なんといってもわいわいおしゃべりしながらの作業は楽しかった!
これを1人で用意するってなってたら、けっこう憂鬱だったと思います・・・
女子が4人も集まれば、わいわいわいわい
しかもみんな山や木に興味があるメンバーばかり。
たまたまテレビの取材があったのでレポーターの方から質問がちょいちょいあり、4人それぞれの得意分野について答えることができたのもステキでした☆

山の仕事の今のこと、実感すること。
山に関する行政の姿勢やら制度やら。
素材そのものの特性や使い道だとか。
ちょっと漠然とだけど一般市民としての山やら材への意識や感想(←キャッシー)。

“スギダラ”を標榜するにも、範囲がとても広くて知らないことばかりで・・・
って臆していたところもあるのですが、仲間で誰かが知っていればなんとかなるんだ! と思いました。そりゃそうか〜〜〜

現場に行って、見て聞いて嗅いで話して、やっぱり現場っていいですね!!

林業女子会のワークショップは今週末6月23日です。※祝☆満員御礼です