北海道・森町 ハルキさん訪問 その1

お仕事の取材でもありつつ、仲間への訪問でもありつつ、知らない土地の冒険と出会い・・・を兼ねた出張に行ってまいりました! 
仕事としてお役に立てること(立ったことを願っていますが)、自分の興味とがオーバーラップしている・・・というのは、どうも悪いことなんじゃないか、公私混同なんじゃないかと思っていた時期もありましたが、最高です。

仕事をする私も、仲間と盛り上がる私も、その土地の気候習慣言葉歴史なんかに興味を持つ私も、全部一緒の人間なんで、公私混同は、理にかなっているのです!!

ハルキさん取材

まずは、何はともあれハルキさんの社屋・各工場への取材にうかがいました。
取材をもとに制作させて頂いたウェブサイトをぜひご訪問ください。
 株式会社ハルキ https://mori-haruki.co.jp/

どうしてこんなに、出てくる社員出てくる社員みんながイキイキしているのか。
どうしてそんなに、次から次へ”普通じゃない”ことをしているのか。
どういうことをしていたら、そんな会社の姿勢に辿り着いたのか。

これまでのスギダラ・コイヤでの関わりや伝え聞いたこと・広報されていることを拝見するに個人的にふつふつと疑問に感じていたことを、なんとお仕事として依頼いただき、堂々と根掘り葉掘り伺い、表現したウェブサイトです。

まさに公私混同で、気になっていたことを伺いまくり、なんとか理解していく。
工場では知らなかった工程を知り、大きな音や重量感・風圧を体感し、働く方の表情や仕草を見、それらを堂々と写真に撮りまくってOKのありがたさ!
重量のある素材を扱い、刃物を用いる現場は、機材が慎重に設置され扱われている。機材と機材の隙間には、実は人間臭いあれやこれやの小物や時間の集積を感じる物々がポイと置かれていて、そのギャップも楽しい。
北海道の自然に触れるのも新しい経験で、工場近隣にヒグマ目撃情報があったり、「コロボックル物語」であこがれた「でっかいフキ」が下草としてわさわさ生えている道南杉林に伺ったり。1,000kmの違いは伊達じゃない実感がすごかった。

担当の鈴木さんにおかれましては、遠隔での制作中はもちろん、現地訪問時にはがっつりと専属案内人としてお時間を割いてくださり、私の根掘り葉掘りな質問・妙に細かい点にこだわる疑問・あれも見たいこれも撮りたいといった要望に全てお応えくださり、感謝しきりです。

森町見学

そして、怒涛の取材に加え、森町の名所・歴史・うまいもの、面白い人・人・人にも引き合わせていただいて、本当に充実の出張でした。

まずは森町あれやこれやの中から、小ネタ、小ネタというには畏れ多いのではありますが、明治天皇上陸の記念碑について・・・

北海道道南のしっぽみたいな部分の内側「内浦湾」を臨む森町。
比較的穏やかな湾内で、イカやホタテがすくすく育っています。

海の中にぽつんと、塔のようなものが見えるのがお分かりでしょうか・・こちらは、明治14(1881)年に明治天皇が北海道行幸をされた際に上陸した場所を記念する記念碑です。

どこが小ネタかというと、記念碑そのものではなくて、そこへのアクセスが・・・

内浦湾

ご覧のように、だいぶ岸から離れた場所にある記念碑。
浜の方から点々と何かが伸びているのが見て取れるでしょうか。それらは明治天皇が北海道に上陸された際の桟橋の脚の名残です。確か栗の木で作ったのだったか・・・100年以上海の中にあってまだ名残が残る丈夫なものであることがわかります。

つまり、現在はもう桟橋はなく、海の中に記念碑がある状態なのですが、桟橋跡のある浜辺に行こうにもJR函館本線の線路が横たわっております。この写真は、函館本線下をくぐって行ける浜辺から写したわけですが、桟橋跡のある浜辺まで浜は続いておらず、海が行く手を阻む・・・

明治天皇 北海道行幸記念碑

これは、『ドラクエ』を楽しんでいた皆さんにしか通じないことですが、ワタクシの感想『ああ、船を取ってからのイベントかあ』
リアルにそんなイベントがあるとは、けっこうトキメキました。見た目にも『ほこら』そのまんまだし。船を取った後、何が待っているんだろう!

(その2に続きます)