天竜の山の鍛冶屋さん

今でもトンテンカンテンと「鍛冶」を生業にしている鍛冶屋さんを
林業女子会@静岡といっしょに見学してきました!

まずは、鍛冶仕事を見学・・・
まさにイメージ通りのトンテンカンテンでした!

片桐鍛冶屋さんでは、鉈や鎌など、林業の道具を作って来たとのこと。
この鎌は、「金原鎌」「明善鎌」と呼ばれる、天竜地方独特のものだそうです。

天竜の山を整備した明治の地元の名士・金原明善が改良を指示して、この形になったそう。

一般的な下草を刈る鎌より、刃が薄く小振りで、取り回しがしやすいとのこと。
天竜の山は日照時間が長く、下草がすぐに丈夫に伸びるため、より刈りやすく、刃がもつ形を追求したそうです。

道具は、その場所の自然環境に合わせて進化していくというのは当然なのかもしれませんが、結果として形が異なってくることに、とても興味を覚えます。

最近では、どうしても林業関係の仕事が少ないため、包丁なども作っているとのこと。この前日には、そば切り包丁に初挑戦、そのほか、出刃包丁やいわゆる普通の包丁も製作。私は、憧れの「鍛冶屋さんの包丁」を購入しました^^

新しい品目を作ることに対して、悲観も気負いもなさそうに、さらっと「やってみたんだよ」という片桐さんはかっこいいです!

夏の暑い時期に、お時間頂きありがとうございました!