スギ天ツアー報告 その2

さて、スギ伐採を体験した一行は、伐採した杉を天然乾燥している乾燥場を見学するため、再び移動。

と、ここで小休止!
「不動の滝」に到着。けっこうな落差を持ち、時期柄、半分くらい凍っています。

あれ 下の方に小さく見えるのは? 人影?見学というよりも、むしろ「体験」した面々。真っ先に(地元の人が心配するのも気にせず)駆け下りていったのは、もちろんスギ千代。当然です、ハイ。

やってきました、天然乾燥場。
木の良い所を十分に引き出せるよう、なるべく、天然乾燥をして(半年から1年間!)出荷しているとのこと。

「これだけいろいろな長さや形のものを一気に扱っている場所は、多くない」(byスギチヨ)という乾燥場には、所狭しと材木が並んでおりました。

(左)熱心に見学するメンバー。「スギやねん、関西」法被が輝いております。スギ関からご参加のスギテルさんはもちろんのこと、ウチダラ洋行組にもえエセスギ関西が多数出現していました。(右)乾燥中の材。白く貼ってあるのが、山で様々な情報を登録したバーコード。これ、一つ一つ手作業で付けるとのこと。かなりの作業量です。地道にされていることにひたすら感嘆です。いや、全然簡単なことじゃないよぅ〜

スギ材の中を散策するスギダラメンバー。

天然乾燥のつらいところは、乾燥終了までお金を生まないこと。そりゃ大変だ・・・。それでも、木のために良いことは、ひいては利用者に取ってもよいことという考えで、実施されているのです。

「以前輸入材を扱っていたときは、お金にはなったけどこれで良いのか、という疑問がぬぐえなかった。今は、お金は苦しいけれど、これでいいんだという自信を持っていられるのです」というお言葉が印象的でした。

続いて、お隣の製材所へ。

自慢の工場。製材機のオペレーターには、女性もけっこう多いそうです。

片隅には、テープ入れと小物入れが・・・。買うより作る方が早い、という状況と心意気がいいですね〜

再び小休止。最新のスギファッションをご紹介しましょう。

カンナで削ったスギを用いた最新のスタイル。(左)マフラー2種。(中)スギベット(右)スギターバン/スギセレブ/マフラー

「スギ王国の王族が視察にいらした」一場面。

ちょっと時間があったので、最近間伐した場所を見学させて頂きました。
間伐、と言っても、めちゃくちゃ大きいスギが!!
お待たせしました、集合写真です! スギに乗ってわーい!

どれぐらい間伐する必要があったかを示すのが、こちらの写真。間伐せずに残した方の木ですが、枝が一方にしか張っていないのがお分かりでしょうか。あまりに混み合っていたため、隙間のあったこの方向にしか伸びれていなかったとのこと。
間伐してこんなに空が見えるようになりました。今後はのびのび育つことでしょう。

こうして、一日目の昼間は、平穏に過ぎていきました・・・このあと、トラブル三昧の一夜が待っているとも知らず・・・あわわわわ  報告その3をお楽しみに〜!