根羽村とスギダラ天竜コラボ企画スタート!

沈黙を守ってきたスギダラ天竜支部・・・
ついに大きな動きが始まりました!

三遠南信地域のメンバーである長野県根羽村と、浜松・天竜のデザイナーが産み出した「流域ものさし」のコラボです!
「平成27年度 信州の木活用モデル地域支援事業」
に採択されました!

解説しますと・・・

「三遠南信地域」とは、愛知県・静岡県・長野県の県境で接している市町のタッグを表す言葉です。「三河」「遠州 (遠江)」「南信」という地域名に由来します。旧・国名が今も日常的に使われているこの呼び方が、私は好きです。なお、「南」と限定しているのは、信濃国の大きさを物語っています。さすがです。
◆三遠南信エリア情報

そして「流域ものさし」とは。
浜松市出身・在住のデザイナー、小粥千寿(おがい ちず)さんの作品/コンセプトのこと。その名の通り、ある河川の流域を体現したものさし。
天竜川の流域ものさしがこちら。


上流から下流の各ゾーンに育成している様々な種類の木々を材料とし、ものさしの長さはその河川の長さの100万分の1を表します。
様々な色や木目を見るだけでも飽きません。

天竜川は約214km=ものさしは21.4cm。

◆小粥千寿さんウェブサイト
◆流域ものさし こと「Scale No.50」の詳細はこちら

私はこのものさしにとても感動し、ぜひ、全国の河川の流域ものさしを作りたい!と思っています。

何に感動したかというと、何よりまず、「流域」が人間の都合とは関係のない自然の摂理だということ。そして流域各ゾーンそれぞれに生きる木々を用いることで、水が流れる過程をイメージすることができる。

各流域で樹種は異なるはず・・・北海道に行けばカラマツが入るでしょう。九州に行けば粘り強い木々が存在感を放つでしょう。
長さも違います。日本一長い信濃川と、日本一の急流である球磨川の規模の違いを手に持って比べてみたい。

いろいろな情報が、体感できる!

ちなみにこれを作るのはすごく労力がいるとのこと・・・そりゃそうです、人間の都合ではない「流域」を題材としているだけに、川の源流近くは深い山、県をまたぎながらの材料探し。

全国の一級河川を表現してみたい・・・!という千寿さんの思いは強くとも、なかなかに時間も移動も労力もかかる・・・

・・・そこに、暑苦しくも力強いスギダラの仲間が登場しました! お隣の長野県は根羽村、キーパーソンは今村さん。地元浜松・天竜川の隣の隣「矢作川」の源流を持つ村です。
◆根羽村ホームページ

もともと、「矢作川の上流から下流までを盛り上げたい!」と考えていた今村さんとその仲間を訪れる、「スギダラ根羽村ツアー」にキャッシーが参加したことが発端です。「(行政区分ではなく)川を通して地元を盛り上げようとしている」と聞いた瞬間、キャッシーはピンときました! 流域だ! 流域を愛している人たちがここにいた!!

懇親会の席で、お土産として「流域ものさし」をお披露目した瞬間のどよめきは、嬉しい限りでした。そしてちょっと緊張しました。

これは大変なことが始まるかも・・・・・・・!

矢作川流域ものさしプロジェクトが、スタートします!