のぼってきました、矢作川!
根羽村「流域モノサシプロジェクト」
矢作川をのぼる〜中流から源流・根羽村へ〜
のぼってきました、矢作川!
中流の豊田市近辺から、沿岸の道を車でのぼってきました。
川に注目して川沿いを上った感想を一言で言えば、「川には特徴があった!」という発見でした。
いやはや、スギ関係についてはちょっとは詳しくなったワヨなどと思っていたワタクシでしたが、川については完全シロウト、何も知らなかったんですね。
だってこれまでに、川そのものを注目して眺めたことがあっただろうか、いや、ない。
新幹線から見る天竜川の水の増減や、強雨の後の濁流は気に留めた記憶がありますが、川そのものについてそれ以上考えたことはなく、他の川と比較したことは一度もなかった。
さて、天竜川と比べて、矢作川は短い。天竜川213kmに対して、矢作川117km。長さのが川の表情に違いをもたらしたと推測します。
スタートは中流。
言葉でうまく表現できないのですが、
何か・・・天竜川とは、違うんです。
ううむ何か・・・なんだろう、比率が違う・・・?
小粥さんと異口同音に発したのは「小川っぽい」。
なんか、かわいいんですね。
見てください、これが矢作川のダムです。矢作第二ダム。
やっぱりかわいい・・・ ダムってこんなかわいく(小さく)作れるんですね。天竜川のダムはどれも、ごうごうと音を立てて放水されるのですが、こちらはサーッザーッという感じ。
こちらは矢作第一ダムで、ダムとしてはかなり大きいです。流域最大規模。
ここでの注目は、山の植生です。
矢作川流域は、けっこう自然林があるように見えました。
天竜川の天竜美林は、やっぱ美林という自負が出てくらいに、しゃかりきに植えただろうな・・・天竜の山では、道から見えるような場所で人工林以外をほとんど見ないように思います。
さて、だいぶ上流まできました。ザ・山あい。
小川感はますますつのる・・
川を遡る・・・それは時に、狭い道に試される修行の道でもある。
で、これは、先入観というか事実というかネタなんですが、豊田市というのはですね、きっちり車が通れるように道路を整備するのだというポリシーを、ビシッと持っているわけですね。やっぱり、そりゃね。
道路の県境が明らかですね。
豊田市から出発して、一旦岐阜県に入り、再びの豊田市です。
標高の高い山あいの、早い秋を感じながら・・・
はるばる来たぜ、根羽村〜
さてさて、こんなふうにして矢作川そのものをきちんと自分の目で確かめることができました。
川にも、それぞれに表情がある。
沿岸にはあれやこれや人の営みがあり、山があり、人工林があり自然林があり。
たどっていったら、本当に源流にたどり着く。でもそうやって「つながっていること」を、日常ではまったく意識しない ということを実感した旅でした。
これをいざ、流域モノサシワークショップへつなげるぞー!