モンスター襲来に悪戦苦闘(加工側情報/長良組だより)
梅雨が終わりほ~っとしています。
虫 虫 ダラケ スギダラケ倶楽部の皆さんご存知ですか? 加工側の悩み少しお裾分けいたします。
梅雨前線が日本全土にやってきて、岐阜の山々にも満々と雨が降り注ぎ、長良スギ原木もたっぷりと水分を吸上げ柔らかくて美味しそうなスギ達。
反面、私たちを悩ませるモンスター達も気候・温度の変化により写真のごとく、ムクムク、ニョロニョロと一晩で、あちらこちらの原木に虫害発生しております。
虫害警報発令もなんのその!! 製材工場泣かせです。
伐採現場・市場の人達も打つ手なしと嘆いています。
このキクイムシは『ハンノキキクイムシ?』。幼虫を捕まえて調べないと、さだかでありませんが、もっか私どもの大きな悩みのひとつです。
■補足情報 ハンノキキクイムシについて
写真を見る限り、古田さんの杉に発生しているのは「ハンノキキクイムシ」で間違いないようです。にょろにょろと出ているのは、虫(幼虫)そのものではなく、”虫糞と木の屑から成るフラス”というもの。ハンノキキクイムシは、共生菌と生きており、この菌は変色を引き起こすとのこと。そもそもムシが入り込む穴も空けられてしまう。困ります。
<参考ページ>
●森林総合研究所九州支所 九州の森と林業 害虫シリーズ(20)
●我孫子市岡発戸(おかぼっと) 自然観察大学(2006)
(鳥肌が立つようなにょろにょろ満載の写真が掲載されていますので、ご注意ください)
※現在このHPの記事は参照できないようです。自然観察大学HPトップ