大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会2

さて、JR九州大分支社の担当者さんによる「トレインナーレ2013」についての紹介発表。

なぜ「地域を元気にする」ために「鉄道施設にて文化芸術活動を行う」のか。
(キャッシーの理解した内容なので誤解があればご容赦ください)
————————
営利企業であるからには、JRも経済的な利益を上げる必要はある。しかし、経済は、芸術や文化の後からついてくるものである。例えば、芸術による刺激が「楽しい」からその場所に行くのである。

また、誰もが関われること(しかけ)があれば、誰もが参加できる。しかけは、誰もが参加できるもの、風景・建物・家具・道具などである。参加し関わる中で、参加者の間に共通の価値感が生まれる。

共通の価値感で楽しみ、喜びあうことが、「地域の元気」になる。地域が元気になれば、経済利益が後からついてくる。
————————

そんな画期的なことを、普通(キワモノではない人)の課長さんが普通に話してくれていることも衝撃である。
どんだけ浸透しているんだろう。



キワモノじゃない、というのは褒め言葉です。

事例として挙げられていたもの。
・クルーズトレインの運行時に、沿線を竹のぼんぼりでライトアップする
・大分駅の駅前広場で盆踊りを開催予定。さらには線路で分断されている南北の地域での対抗綱引き大会も企画中
・現代アートを駅に置く(トレインナーレ)

余談になるが、個人的に、芸術祭で現代アートがよく用いられるけれども、その芸術性がサッパリ分からないと思っていた。
大事なのはそこではなかった。
誰もがクスリと笑えるようなもので、親しみやすいことが大事。

油絵やら彫刻やら、いわゆる芸術の世界は、鑑賞するだけで参加型ではない。(玄人になれば参加する域に達するのでしょうが、素人は傍観するしかない)

参加することに意義がある。
参加できる余地があることが大事である。
現代アートへの長年の不信感について、ずいぶん納得することができた。

続いて、JR九州の杉玉伝道師・荒川さんと、飫肥杉伝道師・河野さんによる宮崎を走る特急「海幸山幸」が走るまでのお話である。
特急海幸山幸についてはこちら



こちらはキワモノなお二人です。
キワモノとしてはフレッシュマンの部類。

ええとまず、「JR九州の杉玉伝道師・荒川さん」という時点でおかしい。
JR九州の社員が、なぜ杉玉を伝道するのか。

杉玉は、日本酒の出来具合を知らせるために酒屋の軒先に吊るされる
杉の葉で作った一抱えもある塊のことである。
焼酎文化の九州には、もともと杉玉はなかった。
それが、スギダラ全国大会@宮崎の際に、
秋田支部のすぎっちこと菅原さんが杉玉ワークショップを行ったことに端を発する。

◇北のスギダラ 杉玉ワークショップin日南(2009)
満面の笑みの荒川さん&津高さんと、
すぎっちさんの「ぜひ日南で杉玉を流行らせてね」というコメントが。

杉玉作りは、まさに「参加型」。
すぎっちさんの願いは届き、今では宮崎を走る日豊本線・日南本線の各駅に配置されているそうだ。もちろん杉玉は、市民や、市職員(おそらく普段は杉と全然関係ない部署の)が参加するワークショップで作る。

◇オビダラ日記~飫肥杉ダラケのまちづくり~ 杉玉づくり2012

そんなスギ魂を持つ荒川さんと、日南市職員の河野さんのつながりが、「海幸山幸」だ。
電車の車体に日南市の杉「飫肥(おび)杉」を使っているから!
だけじゃない。
電車の車体に留まらず、駅舎やイベントなんかもやっているから!

書きたいことが多くて、文字ダラケの記事で恐縮です。
荒川河野コンビのプレゼン内容は、「大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会3」に続く。