日南市 その1

毎週宮崎に通うという、珍しいことをしました。
今週は、南に下って日南市に行き、スギコレに参加してきました。

何よりもまず、日南の山について。

日南の山は生きていました。
衝撃です。
スギダラに関わり始めて以来、旅行やら出張やらの際には、かなり意識して山を見ています。秋田の山、栃木の山、静岡の山、大阪への新幹線沿いの山、四国の山、出雲の山、佐賀・福岡の山。
どの山も、こんなに生きてはいなかった。
頂上まで、まんべんなく手入れがされている。
市役所の松山さんに伺えば、特にここが整備されている訳ではなく、日南の山の”普通”がこれであるとのこと。
衝撃でした。うれしかった。


日南の山。
まるで野菜畑のように、区画ごとに区切られ育てられている杉たち。
左右の山肌にある茶色の部分は、伐採をしたばかりの部分。

小さな杉、中くらいの杉、大きくなってきた杉など、樹齢の違うまとまりが分かりますか? うまい写真が撮れていなくてごめんなさい。

人工の杉林は、人の手が入ってこそ、生きてくる。
野菜畑と同じです。
植えてから収穫(伐採)までが、最低でも40年とかなり長いですが。

なお、松山さんに伺ったところ、十分な手入れがされていても、杉の山の治水・保水能力は低く、ひどい大雨や大型台風の時には心配になるとのことでした。
私は、手入れさえしていれば、杉の山も十分な治水力があると思い込んでいました。針葉樹林の保水能力についてコメント頂いていたsugi様、申し訳ありません。訂正します。